VPNとは外出先などからインターネットなどを利用して安全に社内へアクセスしたり、特定のビジネスパートナーに対して、お互い安全に情報提供したりするニーズが高まってきています。 特に複数の拠点を持つ企業や、在宅ワークなど外部からのアクセスを必要とする事業所で、VPNを利用するケースが増えています。
VPNの導入前は、外部と社内が安全にアクセスするには常に専用線がありました。しかし専用線には、遅延時間と帯域を保証する一方で、距離と回線速度によりコストが上がってしまうことと、1対1の接続のために複数のところと接続する場合よりコストがかかってしまうデメリットがありました。
しかしVPNでは、インターネットを介し、固定ipを使うことにより、「コスト削減」と「1対多の接続が簡単」であることが最大のメリットとなります。
特に国内での長距離通信や国際通信に専用線を多数利用している企業などは、インターネットを利用したVPNに変換することでコスト削減が可能となるでしょう。VPNは、コストパフォーマンスと安全性も兼ね備えたセキュリティソリューションです。
●インターネットVPN
インターネットVPNは、通常のインターネット通信の両端に専用の装置を設置して、暗号化した通信で仮想ネットワーク通信を作り出す技術です。仮想ネットワークの中の通信は高度にセキュリティが保たれ、外部から通信に割り込まれることはありません。通常のインターネット接続を利用しますので、安い費用で運用できるのが特徴です。
●クローズドVPN
クローズドVPNは、インターネットを利用せずに通信事業者などの閉じたネットワークの中に構築される仮想ネットワークのことです。インターネットを併用することは出来ませんのでややコストがかかりますが、より高速かつ安定した通信を求める場合にはこちらを使用します。
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